「必死に英語を勉強してるのに、全然英語力が伸びない」
「どうしたら英語って話せるようになるの…」
英語を勉強していると一度はこんな不安を抱いたことがありますよね。たくさん勉強しているにもかかわらず、思うような結果が得られず、イライラしたり、自分に英語は向いていないんだと、落ち込んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、言語習得というものは1ヶ月や2ヶ月頑張ったくらいで習得できるほど甘いものではありません。ならばあらかじめ英語の習得は根気のいるものなんだという認識を持って、これ以上挫折者を出さないために、英語学習者が心得ておきたい3つの心構えをご紹介します。
目次 この記事は3分で読めます
◆そもそもなぜ日本人は英語に苦労するのか
◆英語学習者が心得ておきたい心構え
①完璧な英語を話そうとすることをやめる
②伝えることを意識する
③とにかく諦めない。大切なのは継続力
そもそもなぜ日本人は英語に苦労するのか
よく「日本人にとって英語は難しい」という言葉を耳にしますが、ではなぜ日本人にとって英語は難しいのでしょうか。それは英語と日本語では、構造が大きく異なる言語だからです。
例えば「私はあなたを愛しています」が「I you love」ではなく正しくは「I love you.」、「私はサッカーをします」が「I soccer play」ではなく「I play soccer.」というように、日本語では主語+目的語+動詞という語順なのに対し、英語では主語+動詞+目的語になります。
こうした構造の違いが頭の中をごちゃごちゃにし、英語への苦手意識を生み出しているのかもしれません。
英語学習者が心得ておきたい心構え
①完璧な英語を話そうとすることをやめる
英語で会話する際、教科書で学んだ通りの綺麗な文や、正しい文法で話すことに意識がいきすぎて、何も話せないで終わってしまった経験のある方はいませんか。スピーキング力を向上させたいと思ったらまずは、完璧な英語を話そうとすることをやめてください。
私も留学先でいろいろな国の人と話す際、「文法がめちゃくちゃで何言ってるのか全然わからない」と思われるのを恐れるあまり、上手く会話に入れず、自己嫌悪に陥った時期がありました。
しかしある程度会話に入れるようになって彼らと話していると、「あれ?今のところ現在形じゃなくて過去形だよな」や、「He don’t じゃなくてHe does’t な!」と、必ずしも相手が完璧な英語を話している訳ではないのだと気づき、間違えることを恐れるのをやめました。
これをするようになってから、めちゃくちゃな英語でも、だいぶ自分の意思を英語で伝えられるようになりました。
②伝えることを意識する
英語は単なる言語です。人の意志・思想・感情などの情報を表現・伝達する手段にすぎません。つまり何が言いたいかというと、英語は誰かとコミュニケーションを取るためのツールにすぎないということです。
そう考えると、上記でも触れたように、失敗を恐れるあまり黙り込んでしまっては本末転倒です。
「日本人は発音が下手くそだ」「日本人は独特のアクセントを持っている」、外国の方からこんなことを言われていますが、そんなの当たり前です。なぜなら日本人が話しているのだから。イギリス人が話す英語とアメリカ人が話す英語は、少しアクセントが違いますが、どちらが正解でどちらが不正解なんてありませんよね。
一番やってはいけないことは、失敗を恐れる余り伝えることを放棄すること。大切なのは、文法を間違えても、発音が下手でも、堂々と自分の意見を相手に伝えることが一番大切です。
③とにかく諦めない。大切なのは継続力
英語が伸びる人と伸びない人の大きな違いは、継続できるかできないかです。これをやれば必ず英語を習得できる、という方法があればいいのですが、残念ながらそんな都合のいい方法はありません。
単語を覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返し、いつになったらこの長文を理解できる日がくるのだとため息をつき、まさにゴールの見えない道のりを走っているようなものです。
特に勉強したことがすぐに反映されないものなら、なおさら続けることは難しいです。
しかし諦めずにコツコツと努力し続ければ必ずいつかは成果がでます。ただ多くの人が「継続力」という面でつまずき、英語が上手く伸びないと悩んでいる方がたくさんいます。
途中で投げ出さず継続的に学習した人が、2年後、3年後に、驚くべき成果をあげることができるのだと私は思います。